はじめまして。 「ウレルの文章相談所」の所長、ウレルと申します。
このブログのキャッチフレーズは、「正しい文章より、伝わる文章を。」 です。
今、このブログを訪れてくれたあなたは、きっと、たくさんのことを学び、経験し、自分だけの知識やスキルを既にお持ちの、素晴らしい方なのだと思います。
でも、もしかしたら、心のどこかでこんな風に感じていませんか?
「これだけの知識や経験があるのに、なぜか自分の言葉は人の心を動かせない…」 「もっと上手な文章が書ければ、自分の価値はもっと多くの人に伝わるはずなのに…」 「自分の実力は、こんなもんじゃないはずだ…」
もし、一つでも心当たりがあるなら、このまま少しだけ、私の話に付き合ってください。 何を隠そう、それらはすべて、過去の私が「賢いだけの、使えない人間」だった頃に抱えていた、もどかしい思いそのものだからです。
このプロフィールでは、そんな私がどうやって「伝わる文章」のプロとして10年間現場で戦い抜いてきたのか、そして、この「ウレルの文章相談所」を始めた理由について、正直にお話ししたいと思います。
私が「ウレル」と名乗る理由:輝かしい経歴と、その裏にある挫折
少しだけ、私の自己紹介をさせてください。
私は10年以上、クライアントの商品のLP(ランディングページ)やセールスレターの執筆を専門に、生計を立ててきました。ただ文章を書くだけでなく、書いた文章が生み出す「売上」という結果に、常に責任を負ってきました。
ありがたいことに、これまで多くのチャンスに恵まれ、数えきれないほどの商品やサービスの魅力を、言葉で伝えるお手伝いをしてきました。
…と、こう書くと、なんだか順風満帆なキャリアを歩んできたように見えるかもしれません。
しかし、全くそんなことはありません。 実は今から20年近く前、私はある国家資格を取得し、専門家として情報発信を始めたものの、全くお金にならず、自分の無力さに打ちひしがれて、その道を諦めたという苦い経験があります。
知識はある。理論も知っている。なのに、なぜか誰にも価値が届かない。 自分は「賢いだけの、使えない人間」なのではないか——。
そんな強烈なコンプレックスが、私の原点です。
「正しい」だけでは、1円も売れなかった。
転機が訪れたのは、縁あってLP制作の世界に飛び込んだ時でした。 私が最初に叩き込まれたのは、衝撃的な事実でした。
「学校で習うような、100点の正しい文章は、1円も売上を生まない」
という、厳しい現実です。
例えば、かつて私が担当した、ある健康食品のLPでのこと。 私は当初、成分の科学的根拠や専門家の推薦文を、それはもう「正しく」「論理的に」書き連ねました。結果は、惨敗。全く売れませんでした。
クライアントに頭を下げ、藁にもすがる思いで、私が次に行ったこと。それは、実際にその健康食品を飲んでいるお客様に、ひたすら話を聞くことでした。
そして、お客様が語ってくれた**「朝、気持ちよく起きられるようになった、ただそれだけで、憂鬱だった月曜日の朝が少し楽しみになったんです」**という、たった一言の、飾り気のない言葉。
その言葉をLPのメインキャッチコピーに据え、デザインも少し変更したところ、LPの売上は、以前の【10倍】に跳ね上がったのです。
文法的には、少しおかしいかもしれません。論理的な飛躍もあるかもしれません。 しかし、その言葉は、悩んでいるお客様の心に、他のどんな「正しい」言葉よりも深く、強く、「伝わった」のです。
この経験が、私のプロとしての人生を決定づけました。
このブログでお伝えしたいこと
私がこの10年間でたどり着いた結論は、非常にシンプルです。
文章とは、自分の知識や正しさを披露するためのものではありません。 文章とは、目の前にいるたった一人の悩みを解決し、その人の人生をより良い方向へ動かすための「道具」です。
そのために必要なのは、小手先のテクニックではありません。
- どうすれば、読者の心に寄り添えるか?
- どうすれば、自分の経験を、読者の未来を変える価値に変えられるか?
- どうすれば、自信がない状態から、チャンスを掴む一歩を踏み出せるか?
このブログでは、私が10年間、クライアントの売上にコミットする中で培ってきた、机上の空論ではない、現場で使える「伝わる文章」の考え方と技術のすべてを、余すところなくお伝えしていきます。
最後に:あなたの言葉には、価値がある
もしあなたが今、「自分には発信できるような価値なんてない」と感じているとしたら、それは大きな間違いです。
あなたがこれまでの人生で悩み、乗り越え、そして当たり前のようにできるようになったこと。それ自体が、かつてのあなたと同じように悩んでいる誰かにとっては、喉から手が出るほど知りたい「価値」なのです。
この「ウレルの文章相談所」が、あなたがその価値に気づき、自信を持って言葉を紡ぎ、そして人生の新たなチャンスを掴むための、小さなきっかけになれたら、これ以上に嬉しいことはありません。
これから、どうぞよろしくお願いします。
ウレルの文章相談所 所長 ウレル