これから、私は「反則技」の話をする
こんにちは。「ウレルの文章相談所」のウレルです。
前回の記事で、私は「書けない」という壁を壊すための「思考法」についてお話ししました。 しかし、今回はその先、具体的な「技術」の話をします。
そして、正直に告白します。 これからお話しするのは、禁断の「反則技」です。これを使いこなせば、「書けない」という悩みは、この世からほぼ消滅します。なぜなら、あなたではなく、AIが書いてくれるからです。
私は、この技術をあなたに教えていいものか、正直、今でも悩んでいます。
私には、3歳半になる娘がいます。彼女が大人になる頃、世界は今とは比べ物にならないほど、AIが浸透しているでしょう。その時、私は娘に、昔ながらの鉛筆の持ち方から教えるべきか、それとも最初から最新のAIツールを使わせるべきか。きっと、多くの親が同じように悩むはずです。
それと、同じです。 この反則技は、あなたの文章作成を劇的に効率化しますが、同時に、最も大切な「魂」を込める作業を、あなたがサボってしまう危険性も孕んでいます。
しかし、もう一つの現実もお伝えしなければなりません。 今、プロの文筆業の世界で、AIを使っていない人間は、もはや少数派です。新聞も、雑誌も、書籍も、何らかの形でAIの助けを借りています。
だから、私は覚悟を決めました。 この、プロの世界では常識となりつつある「反則技」を、その危険性も含めて、あなたに正直にお伝えしようと。
書けないなら、話せばいい。
あなたがやるべきことは、非常にシンプルです。
ステップ1:「ゴール」と「状況」を、具体的に設定する
まず、前回の記事でお話しした通り、「この文章を読んだ相手に、具体的にどんな行動をとってほしいか」というゴールを、たった一つだけ決めます。
次に、そのゴールを達成するために、あなたが「誰に」「どこで」話すのかという状況を、具体的に頭の中に描きます。 (例:「カフェで、親友に、新しいサークルへの参加を勧めている」)
ステップ2:とにかく、5分間「話す」
状況を設定したら、スマートフォンの録音機能をオンにして、その相手に向かって、とにかく10分間、自由に話してみてください。できるだけリアルな状況にすると良いです。最初から勧誘すると引かれてしまうので、お天気の話や近況の世間話から始めるでしょう。想像する相手は反論もしてくるでしょうから、それに答えてください。
文章にしようとすると固まってしまう人でも、「話す」ことならできるはずです。身振り手振りも交えながら、あなたの熱量を、普段話す言葉遣いで相手に伝えて下さい。
ステップ3:AIに、丸投げする
10分間の音声データをChatGPTのような生成AIに渡します。 そして、こう命令するのです。
「この音声を、〇〇(ターゲット)が△△(ゴール)という行動を取りたくなるような、説得力のあるブログ記事として、構成し直してください」
数秒後、あなたの目の前には、驚くほど整った、キレイな文章が現れるでしょう。
※生成AIへの音声データの渡し方や指示の仕方はお使いの生成AIによって手順が異なります。
最後の仕事:AIが作った「文章」に、「魂」を吹き込む
さて、ここからが、プロと素人を分ける、最も重要な仕事です。 AIが生み出した文章は、確かに「正解」に近いかもしれません。しかし、その文章は、まだ「あなたの言葉」ではありません。
私の周りのライター仲間は、今やほぼ全員がAIを使っています。そして、正直に言うと、AIに「飲まれてしまったな」と感じる人も、少なくありません。彼らの文章は、表現は巧みになりましたが、かつて持っていたはずの、論理の飛躍や、言葉の「揺らぎ」といった、人間臭い「トゲ」が、綺麗に丸まってしまったのです。
AIが生み出すのは、平均点の文章です。 あなたの仕事は、その平均点の文章に、あなただけの「魂」を吹き込むことです。
- この表現は、本当に読者の心を震わすか?
- この言葉は、たった一人の読者の心に、深く突き刺さるか?
- この文章に、私の「覚悟」は宿っているか?
私は、AIのおかげで文章作成の作業的な工程を省力化できたので、納期までの時間の9割を、この「魂を吹き込む」という、最も重要な時間に使えるようになっています。結果として、AIがなかった時代よりも、はるかに質の高いものを納品できています。
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AIが生み出した80点の「正解」に、あなただけの経験と哲学という「+40点」を加え、120点の「人の心を動かす文章」に昇華させる。 この、AIには絶対にできない、最後の仕上げこそが、あなたの本当の価値なのです。
まとめ:道具に、使われるな。
AIは、圧倒的に強力な道具です。 それは、人類が手にした「火」や「鉄」と同じです。使い方を間違えれば身を滅ぼしますが、正しく使えば、文明を大きく前進させます。
この反則級の道具に、あなたが「使われる」のか。 それとも、あなたがこの道具を「使いこなし」、あなたの言葉を、さらに多くの人に届けるのか。
その答えは、あなた自身の中にしかありません。
ウレルの文章相談所 所長ウレル
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