LPは「蟻地獄」。読者を絶対に離さない「流れ」の作り方

ライティング技術

あなたはまだ、文章を「パーツ」の集合体だと思っていないか?

こんにちは。「ウレルの文章相談所」のウレルです。

あなたは、LPやブログの本文を書く時、PREP法やPASONAの法則といった「型」を意識していますか?

結論から言うと、「型」を学び、それを使うことは、決して悪いことではありません。むしろ、自分の文章に何が欠けているのかを発見するための、非常に優れた「フレームワーク(骨格)」として、積極的に活用すべきです。

しかし、もしあなたが、その「型」をただ埋めるだけで満足しているなら。あなたは、セールスライティングにおける、最も重大な過ちを犯しています。

この記事では、なぜ「型」だけでは人の心を動かせないのか、そして、読者を最後まで引きずり込むための、本質的な思考法についてお話しします。

1. あなたの仕事は「型」を作ることではない。「蟻地獄」を設計することだ

「型」は、あなたの文章に必要な要素を教えてくれる、優れたフレームワークです。 しかし、そこに大きな落とし穴があります。

書き手が「さて、共感パートは書いたから、次は解決策の提示だ」と考えた瞬間、文章の流れは一瞬、途切れます。 そして、そのコンマ数秒の「隙間」こそ、読者が我に返り、「まあ、続きはまた今度でいいか」と、あなたの世界から脱出してしまう、絶好の機会なのです。

蟻地獄の砂の壁に、もし一瞬でも足をかけられる「切れ目」があったとしたら、獲物はそこから這い上がって逃げてしまうでしょう。それと同じです。「型」に頼りすぎると、この致命的な「隙間」が生まれてしまうのです。

あなたの仕事は、パーツを組み立てることではありません。 読者を、一度足を踏み入れたら二度と抜け出せない「蟻地獄」へと、引きずり込むことです。

読者が記事のページを開いたら、読者は罠に足を踏み込み、もう終わりです。冒頭のタイトルや書き出しから、一切の「隙間」を与えることなく、読者の抵抗を許さず、申し込みボタンという蟻地獄の底まで、一直線に引きずり込んでいく。

文章の構成を考えるとは、この、抵抗不可能な「流れ」を設計することなのです。

2. 「蟻地獄」を設計するための、プロの思考法

では、どうすれば、その抵抗不可能な「流れ」を生み出せるのか。

① 「型」の切れ目に「次週への引き」を仕込め

もし、あなたが何らかの「型」を使うのであれば、そのパートの終わりは、必ず、読者が「次を読まずにはいられない」という、強烈な好奇心を煽る言葉で締めくくらなければなりません。

それは、週刊漫画や連続ドラマが、必ず最高の場面で「次週へ続く!」となるのと同じです。パートの終わりを、次のパートへの最強の「橋」にするのです。

② 読者の「疑問」を、意図的に作り出せ

プロは、読者の心の中に、意図的に「疑問」を作り出すことで文章を展開していきます。

例えば、「この財布を使えば、あなたは半年後、間違いなくお金持ちになっています」と、あえて断定的に書く。読者は「そんなわけないだろう!」と、強烈な疑問(反論)を抱きます。その、相手が前のめりになった最高のタイミングで、その疑問に答える証拠を提示するのです。

読者の感情を、あなたの言葉でコントロールする。それこそが、プロの技術です。

③ 最高の「流れ」とは、その都度、組み立てるものだ

結局のところ、文章の流れに決まった型はありません。

  • 読者の「温度感」はどうか?
    全く問題意識のない潜在層か、今まさに購入を検討している顕在層か。
  • ビジネスの「目的」は何か?
    新規顧客の獲得か、既存顧客へのアップセルか。ブランドの認知度向上か、短期的な売上最大化か。
  • 競合との「立ち位置」はどうか?
    圧倒的な価格で市場を破壊するのか、誰も語らない独自の哲学でファンを作るのか。

そういった、たった一度きりの状況の中で、目の前のたった一人の心を動かすための「流れ」は型にはめることはできません。その時々の状況に応じて、完璧な流れを組み立てること。それこそが、あなたの仕事です。

まとめ:最高の「流れ」とは、あなたの覚悟の現れだ

もしあなたが今、どの「型」を使えばいいかと悩んでいるなら。 その思考自体を、今日でやめにしませんか?

あなたが集中すべきは、型にはめることではありません。 一度掴んだ読者の心を、絶対に離さないという、ただ一点の覚悟です。

その覚悟こそが、どんな有名な型で書いた文章よりも強力な「流れ」を生み出します。

ウレルの文章相談所 所長ウレル

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